2009年5月12日火曜日

「花の歳月」 宮城谷昌光 著

花の歳月」 宮城谷昌光 著

前漢の時代、漢貧しい名家である竇家の娘である猗房が主人公。猗房は村の長老に推挙されて高祖劉邦の皇后である呂后が君臨する後宮に入ることになり、そこから波乱を経て最終的に景帝の皇后に収まるのだが、それまでのテンポの良いながれと複線である弟広国の流れなんかも素直に読めました。呂后や後宮となるとドロドロした話になりそうであるが、猗房が持つ明るさや強さが前面にでることで全体にすがすがしく素直に感動できる物語になっていると思います。



☆☆☆

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